脳や内臓を整えるには、腸内環境が大事です(1)

updated: 2025年1月21日

大切な発表会の前に緊張したり、強いストレスを感じるとお腹が痛くなったりしませんか?

これは、脳(自律神経)の影響を、腸が受けたために起こります。

脳と腸は、神経系・内分泌系・免疫系の3つの経路を介して、情報を伝達しあっているためです。
このことを、『脳腸相関』 といいます。

腸には、1億個もの脳細胞が存在していて、脳に指令を送っているのですよ。

また、肝臓も、腸の影響を受けます。
小腸で吸収されたものは、『門脈』 という血管を通って肝臓へと送られるからです。

【肝臓の主な役割】
 ・毒素処理や、処理によって発生した活性酸素の除去
 ・糖、たんぱく質、脂質などのエネルギーの産生と代謝
 ・過剰なホルモンの処理
 ・鉄(フェリチン)、ビタミン、グリコーゲン、中性脂肪の貯蔵
   ※グリコーゲン…血糖値を一定に保つために使われる
 ・胆汁を作って、腸へと排出することで、小腸での消化を助ける
   ※体内の不要物を、胆汁を使って捨ててもいる

このように、多岐にわたる役割を持つ肝臓ですが、腸から栄養を受け取ることが出来ないと、十分に働くことは出来ません。

そして、腸内環境の悪化(便秘)と、肺(乾燥)も影響しあっています。

肺の乾燥が原因で、のどの粘膜も乾燥しやすくなり、菌やウィルスが侵入しやすくなることが分かってきています。

腸では、
 ・セロトニン(幸せホルモン)の90%を作っている
 ・免疫細胞の70%を宿している
 ・骨密度の低下(骨粗しょう症)を抑制する

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このような、大切な働きがあります。

働きが悪化することで、活性酸素が発生しますし、悪玉菌が増えます。

また、肝臓で過剰として処理されて、胆汁と一緒に流されてきた古いホルモンが、腸内に長時間とどまってしまう状態が出来てしまいます。

そうすると、体外に排出する予定だった古いホルモンを再吸収してしまい、体内で活用しようとします。

しっかりと働ききれない古いホルモンが使われることで、身体の不調や、生理の乱れが起きてしまうのですよ。

脳・肝臓・肺のためにも、まずは腸内環境を整えるようにしましょう。

どのような事を心掛ければ良いのかは、次回お伝えしますね。

IZATO整体院
村瀬

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