猫背の対策と運動をお伝えしますね。
まずは、日常生活の中で、
『長時間、下向きの姿勢をとらない』
『意識して上を向く時間を作る』
ことが大切になります。
●スマホを見る時は、画面が顔の正面に来るように高くする
画面が胸やおへその辺りに来れば、当然下を向いてしまいます。
あえて顔の正面に持ってくるようにして、顔を下へ向けないようにしましょう。
※スマホを持っていない方の手で、持っている腕の肘を支えると正面に持って来れます。
支えている側の腕は、身体にピッタリとくっつけていると楽に支えていられますよ。
下向きスマホは、二重あご・ポッコリお腹の原因にもなります。
意識して変えていきましょう。
●髪を洗うのは、顔を上向きにして洗う
また、猫背の姿勢になっていることで、凝り固まってしまった筋膜(ファシア)に刺激を入れて、
筋膜を和らげることも重要です。
筋肉は、筋膜で覆われているため、筋膜に柔軟性がないと、中の筋肉は伸びないからです。
●座っている時は、手を太ももの上に置いて、手のひらを上に向ける
(なるべく長い時間やったほうが、筋膜が解除されやすいです)
●歩いている時は、手のひらが正面を向くように腕を振る
こうすることで、縮んでしまっている胸の筋肉(小胸筋)が伸ばされます。
背中側は、肩甲骨を寄せた状態を作ることも出来ます。
毎日、簡単な運動も取り入れると良いですよ。
●タオル運動・・・〈首猫背対策〉
・タオルの両端を持って棒状にして、頭の上にあげます
・胸を反らしながら、頭の後ろを通って首の後ろまで、ゆっくりと下げる
・アゴを引いて、その状態から上を向く
・20秒~30秒間、その姿勢を保つ(×3回)
●猫のポーズ・・・〈背中・腰猫背対策〉
・床に四つん這いになって、両手を肩幅より少し開く
・腕で床を押すようにしながら、おへそをのぞき込むように、背中を丸くしていく(30秒)
・肩甲骨を内側に寄せていきながら、背中を反らす(30秒)
・腰や背中が痛くならないように、無理をせず行う(×2~3回)
お風呂上りなど、筋肉が温まってストレッチをしやすい状態で行ってください。
ゆっくりと動作を行うことで、呼吸も安定するので、眠りやすくなりますよ。
IZATO整体院
村瀬 美幸