それぞれの猫背は、身体がどのような状態になっているのでしょうか。
なりやすい傾向は?
【首猫背】・・・首が前方に出ることで、肩も前方に出てしまう
首の後ろ~背中にかけての筋肉(僧帽筋)が、常に伸びた状態になってしまう
また、肩のつけ根~胸にある筋肉(小胸筋)は縮んでしまい、硬くなる
→慢性的な猫背になりやすい
〈なりやすいクセ〉
・下を向いてスマホを見ている
・生活の中で、下を向くことが多い
・パソコンの画面をのぞき込んでいる
・ほおづえをつく
首猫背は、前方に出た頭の重さを維持するために、首に筋肉で後ろに引っ張り続けなければいけないため、後からダメージが出やすいです。
【腰猫背】・・・骨盤が後ろに倒れることで、連動して腰が丸くなっている
腹筋などの筋肉の衰えや、骨の変形をおこしやすい
〈なりやすいクセ〉
・ソファや電車の座席に浅く腰かけて、腰を曲げる
・足をよく組んでいる
高齢者に多くみられる姿勢です。
放置していると、ずっと曲がったままになり仰向けの姿勢が出来なくなってしまいます。
【背中猫背】・・・骨盤が前に倒れることで、反り腰になっている
骨盤が前に倒れた分、腰を反らして上体を戻そうとしてしまう
→背骨のS字カーブが大きくなり、首が前方に出るため、背中が丸くなる
〈なりやすいクセ〉
・ヒールを履くことが多い
・腰を反らして、椅子に座っている
一見すると姿勢が良いように見えるため、『隠れ猫背』 とも言われています。
腰・背中・肩・首の筋肉、すべてに負担がかかっている状態です。
それぞれの猫背の対策と運動については、次回お伝えしますね。
IZATO整体院
村瀬 美幸