ヒートショックが年齢の高い人だけでなく、若い人でも起こりやすい。
その理由は、
スマホで動画を見ながら、お風呂に入っていたりしませんか?
寒くなってきたこともあり、湯船で長湯しがちになってくるからです。
その状態から立ち上がったときに、血圧が急降下して、ヒートショックが起きやすいのです。
のぼせたのかな?少しクラクラするな、がそうなので気をつけてくださいね。
ヒートショックが起こるのは、入浴時だけではありません。
ぬくぬくの布団から起き上がるときや、トイレに行くために寒い廊下へ出たとき、
温かい室内から寒い屋外に出た時も注意が必要です。
(夏場のクーラーの効いた涼しい室内から、炎天下の屋外に出る時もです)
サウナでサウナ室と水風呂を行き来する際に、温度差がありすぎて起こることもあるのです。
サウナ好きの人も、体調の悪い時は避けてくださいね。
【対策】
・室内と廊下、脱衣所、浴室、トイレなどの温度差を減らす
・屋内外の出入りの際は、寒さ対策・暑さ対策を可能な限りする
・浴室に入る前に、熱いシャワーをしばらく出して、湯気で浴室を温めておく
・掛け湯をして、身体を慣らす
(手先・足先から徐々に温めていく)
・食後すぐや、飲酒後の入浴は避ける
(消化のため胃に血液が集まり、全体的な血圧が下がっているため、30分は開ける)
・眠くなるタイプの風邪薬や抗アレルギー薬、睡眠薬、精神安定剤を服用後は避ける
・湯温設定は、41度以下にする
・長湯をしない(湯船に浸かるのは10~15分で)
・入浴前後にコップ1杯ずつの水分補給をする
(脳梗塞のリスクを避けるため)
この他にも、栄養(ビタミン群の摂取)も大切です。
・ビタミンB6・B12・葉酸の不足は、動脈硬化の危険因子を高めます
・抗酸化ビタミン(A・C・E)やβ-カロテンも、動脈硬化対策に重要です
・ビタミンB1の不足は、心不全の悪化に関連します
そして、湯船から立ち上がるときはゆっくりと!
万が一、湯船に浸かっている最中にクラクラしてきたときは、
まず、浴槽の栓を抜いて溺れてしまわないようにしてください。
徐々に抜けていくお湯(水圧からの解放)で身体を慣らしていきます。
風邪をひかないように、タオルで背中や肩を保護してくださいね。
IZATO整体院
村瀬 美幸