背骨は、横から見たときに緩いS字のカーブを描いています。
その状態で、上半身や頭の重みをバランスよく受け止めて、首・肩や腰に負担がかからないようになっています。
そのS字カーブが、さまざまなことが原因で大きくなることで、猫背の姿勢になるのです。
猫背になると、筋肉にコリや痛みが発生します。
また、関節や内臓にまで、不調が及ぶことになるのです。
・肩こり、首こり、腰痛
・股関節の痛み、膝の痛み
・逆流性食道炎
・呼吸が浅くなる
・自律神経のバランスの乱れ
・見た目が老けて見える
・転倒による寝たきり、認知症のリスク
スマホやパソコンが普及した現代は、国民が総猫背だと言われています。
小学生で約3割、大学生になる頃には約半数。
社会人や高齢の方になると、8~9割が猫背になってしまっている可能性があるのです。
猫背には、【首猫背】 【腰猫背】 【背中猫背】 の3つのタイプに分かれます。
〈猫背タイプのチェック方法〉
かかとを壁につけて、いつも通りの自然な姿勢で立ちます。
その状態を、横から見ます。
※お尻・肩甲骨・後頭部が、全て壁についていれば正常
【首猫背タイプ】
お尻と肩甲骨は壁についているが、頭だけが壁から離れる
(腰の部分は、壁から少しだけ離れています)
【腰猫背タイプ】
腰の部分が壁についていて、すき間がほとんどない
頭は前に出ていて、壁から離れている
【背中猫背タイプ】
腰猫背のように、頭が前に出て壁から離れているが、
腰が壁から大きく離れていて、手のひらが2枚スッポリ入る
どれか1つだけの場合もありますが、2つのタイプが複合する場合もあります。
あなたは、どのタイプでしたか?
猫背になる原因は、次回お伝えしますね。
IZATO整体院
村瀬 美幸