フェイスラインが変わる第三の咬筋

updated: 2024年8月22日

顔の中で、食べ物を噛むために必要な 『咬筋』

咬筋には、顔の表面に近い 『浅層筋(第一咬筋)』 と、
その奥にある 『深層筋(第二咬筋)』 があります。

この筋肉が衰えたり、くいしばり癖が原因で筋肉がガチガチに固まってしまうことで、
たるみが起こる・フェイスラインが崩れるなどの原因になります。

実際、衰えているのであれば鍛えるためのフェイストレーニングが必要ですし、
凝り固まっているのであれば、筋肉の緊張を緩めることが必要です。

しかし、2021年にスイスの大学で、二つの咬筋のさらに奥に、
『第三の咬筋(コロノイド筋)』 が存在していることが発見されました。
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わずか、1cmほどの大きさしかない筋肉なのですが、
この筋肉が、上あごと下あごをつなげているのです。

第三咬筋(コロノイド筋)が衰えると、筋肉が伸びた状態になり、
上あごと下あごが離れた状態になります。
(他の筋肉類も付着しているため、アゴが外れる!という事はありません)

その場合、顔にある特徴が現れます。

『仰向けに寝た状態の時と、座った状態の時で、頬骨から下部分の顔の長さが違う』 ことです。

写真を重ねると、アゴの位置が違うことが分かるようになるのです。

頬もくぼんだようになり、アゴのラインも寝ている時のようにスッキリとしなくなります。

しっかりと鍛えて、下アゴを持ち上げれるようにしてあげましょう。

【第三咬筋(コロノイド筋)の鍛え方】
 座った状態で行います。
 姿勢を正して、背筋を伸ばしてください。

  ・下アゴの骨に、両手の親指を添えて、グイっと押し上げます。

  ・親指で下あごを押さえたまま、下あごだけで口を開けます。
   (上あごは使わず、下あごにだけ負荷がかかった状態を作ります)

  ・そのまま、5秒間キープ×5回

 このトレーニングを一日1回、毎日行います。

根気よく続けていると、1ヶ月位で変化が出てきます。
ぜひ、やってみてください。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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