本来、人間には、長時間暑いところにいると、大量に汗を出して体温を調節し、暑さへの不快感を減らす機能が備わっています。
しかし、エアコンの普及や室内にいる時間が長いなど、生活スタイルの変化にともなって、汗をかかない生活を送ることが増えました。
その結果、『汗腺』の数が減って、汗をかきにくい体質になってしまっています。
汗の量が減ると、このようなことが起こります。
・体温調整機能が悪くなる
・ホルモンバランスが乱れる
・免疫力が低下する
また、健康な汗腺には、汗とともに出てしまうミネラルを再吸収して、血液中に戻す役目があります。
汗腺が、水分のみを放出し、サラサラした『良い汗』が出るようになっているのです。
《サラサラな汗の効果》
・疲労物質を流す
・自律神経のバランスを整える
・カロリーを消費する
・肌を保湿し、保護する
しかし、汗腺の機能が低下していると、水分とともにミネラルも放出してしまいます。
ベタベタとした、臭いの元となる『悪い汗』をかくようになるのです。
そして、身体が重く感じたり、疲れが残るなどの、体調不良を引き起こします。
《サラサラの汗をかくために》
・ウォーキングなど、適度な運動をして、毎日軽く汗をかく状態にする
・半身浴で、じんわりと汗をかく
・エアコンに当たらない時間を作る
※我慢しすぎての熱中症には、じゅうぶん気をつけてくださいね!
サラサラの良い汗をかけるようにして、身体にこもりがちな熱を、すぐに下げれるようにしましょう。
※汗をかいた後、30分以内に、豆乳や牛乳やヨーグルトなど、『糖質』と『たんぱく質』をふくむ物をとると、より良いですよ。
IZATO整体院
村瀬 美幸