寝ている間に、いびきをかいていますか?
自分ではわからないし、自覚しにくいですが、人から指摘されたことがある人も多いと思います。
・鼻中隔湾曲症(鼻を仕切っている軟骨組織が歪んでいる)
・花粉症などのアレルギー性鼻炎
・慢性鼻腔炎などの鼻疾患
このような症状がある場合、鼻の疾患がいびきの原因になるので、耳鼻科で鼻づまりの治療を受けることで改善が期待できます。
ですが、鼻の通りは悪いわけではない、
また、若い頃はいびきをかかなかったのに、年齢を重ねるようになってから、いびきをかくようになった…
そんなことはありませんか?
その場合は、『喉や舌の筋肉の衰え』 が考えられるのです。
・空気の通り道をキープするための筋肉(軟口蓋を持ち上げる筋肉類)
・舌を持ち上げた状態をキープする筋肉(舌筋)
この2つの筋肉が衰えていると、眠っている時に気道がふさがってしまいます。
すると、空気が通るときに、周りの粘膜組織が細かく振動して、いびきをかくのです。
その場合は、原因となっている粘膜組織に、レーザーを照射して焼くことで、改善する傾向が見られるようになります。
仰向けに寝ると気道をふさぎやすくなるので、横向きに寝れば、いびきをかきにくくなりますが…
根本的な原因である、喉や舌の筋肉を鍛えるのが一番の解決策になります。
特に、女性で、年齢を重ねてからいびきをかくようになった方は、要注意です。
筋肉を助ける働きをもつ、女性ホルモン(プロゲステロン)が減ってきたことによって、気道がせまくなり、いびきをかくようになっていることが考えられます。
また、甲状腺機能の低下も考えられます。
甲状腺ホルモンの分泌が減り、気道の筋肉が緩む・舌が肥大することによって、気道がふさがり、いびきをかきやすくなっている場合もあるのです。
喉や舌の筋肉が衰えると、無呼吸症候群になる危険性があります。
毎日、トレーニングを行うようにして、筋肉を鍛えるようにしましょう。
※いびきをかく原因には、病気が隠れている場合があります。
睡眠時無呼吸症候群ほかには、脳梗塞も考えられるのです。
おかしいと感じたら、すぐに病院を受診するようにしてください。
IZATO整体院
村瀬 美幸