いびきの原因は鼻だけではない①

updated: 2024年7月18日

寝ている間に、いびきをかいていますか?

自分ではわからないし、自覚しにくいですが、人から指摘されたことがある人も多いと思います。

 ・鼻中隔湾曲症(鼻を仕切っている軟骨組織が歪んでいる)
 ・花粉症などのアレルギー性鼻炎
 ・慢性鼻腔炎などの鼻疾患

image

このような症状がある場合、鼻の疾患がいびきの原因になるので、耳鼻科で鼻づまりの治療を受けることで改善が期待できます。

ですが、鼻の通りは悪いわけではない、
また、若い頃はいびきをかかなかったのに、年齢を重ねるようになってから、いびきをかくようになった…
そんなことはありませんか?

その場合は、『喉や舌の筋肉の衰え』 が考えられるのです。

 ・空気の通り道をキープするための筋肉(軟口蓋を持ち上げる筋肉類)
 ・舌を持ち上げた状態をキープする筋肉(舌筋)

この2つの筋肉が衰えていると、眠っている時に気道がふさがってしまいます。

すると、空気が通るときに、周りの粘膜組織が細かく振動して、いびきをかくのです。

その場合は、原因となっている粘膜組織に、レーザーを照射して焼くことで、改善する傾向が見られるようになります。

仰向けに寝ると気道をふさぎやすくなるので、横向きに寝れば、いびきをかきにくくなりますが…

根本的な原因である、喉や舌の筋肉を鍛えるのが一番の解決策になります。

特に、女性で、年齢を重ねてからいびきをかくようになった方は、要注意です。

筋肉を助ける働きをもつ、女性ホルモン(プロゲステロン)が減ってきたことによって、気道がせまくなり、いびきをかくようになっていることが考えられます。

また、甲状腺機能の低下も考えられます。

甲状腺ホルモンの分泌が減り、気道の筋肉が緩む・舌が肥大することによって、気道がふさがり、いびきをかきやすくなっている場合もあるのです。

喉や舌の筋肉が衰えると、無呼吸症候群になる危険性があります。

毎日、トレーニングを行うようにして、筋肉を鍛えるようにしましょう。

※いびきをかく原因には、病気が隠れている場合があります。
  睡眠時無呼吸症候群ほかには、脳梗塞も考えられるのです。
  おかしいと感じたら、すぐに病院を受診するようにしてください。

IZATO整体院
村瀬 美幸

コメントは受け付けていません。