ストレスがかかった時、身体の中で何が起こっているのでしょう。
まずは、脳の『偏桃体』が興奮します。
戦うのか、逃げるのか…不安や恐怖をつかさどる部位です。
この時、身体は交感神経が優位になっています。
この後、幾つかの工程を経た後、『海馬』が機能します。
『海馬』は、過去の情報をつかさどる部位です。
過去の情報を駆使して、不安や恐怖を打ち消していくのです。
しかし、過度なストレスが掛かり続けると、副腎から『コルチゾール(ストレスホルモン)』が分泌される影響で、海馬は機能しなくなっていきます。
そうなると、不安や恐怖は止まらなくなってしまいます。
このような状態のときに、カフェインや砂糖が入るとどうなるでしょう?
カフェインや砂糖は、交感神経を優位にする働きがあります。
偏桃体の興奮によって、交感神経が優位になっているところに、更に優位になる物質を摂取する…
海馬はますます機能しなくなり、不安と恐怖は止まらなくなります。
ストレスに対して抵抗力を上げるために、カフェイン・砂糖(主に白砂糖・三温糖・ザラメ)を絶つようにしてみてください。
※白砂糖は、精製されることでミネラル分を全くふくまなくなり、血糖値の急上昇を招きます
※三温糖・ザラメは、白砂糖をカラメル色素で着色しているだけだからです
また、適度な運動をすることも効果があります。
身体を動かすことで、『オピオイド(天然の精神安定剤)』が脳から分泌され、ストレスを和らげてくれるからです。
早足で歩く、軽い筋トレが効果が高いですが、無理な場合は、ウォーキングやストレッチだけでもしてください。
仕事や対人関係、さまざまな場面でストレスは掛かるため、完全に取り除くことは出来ませんが、
反応を小さくすることは出来ます。
頑張って、カフェイン・砂糖を控えるようにしてみてください。
IZATO整体院
村瀬 美幸