皆さんは、どのような水分のとり方をしていますか?
間違ったとり方は、逆効果だったり、夏バテの原因になりかねません。
●冷たい水を飲んでいる
常温か、温かい水を飲むようにしてください。
腸が吸収しやすい温度は、5~15℃位です。
冷たいものばかりとっていると胃や腸の働きが悪くなり、下痢の原因にもなります。
●大量に一気に飲む
回数を増やして、こまめに飲みましょう。
一度に大量の水分をとると、胃液が薄まって食欲がなくなります。
消化にも時間がかかるようになってしまいます。
1回に飲むのは、コップ1杯(150~200ml)程度にして、回数を増やしてくださいね。
●ジュースばかり飲む
血糖値が上がって、糖分の過剰摂取になります。
かえってノドが乾く原因になるのです。
また、ふくまれる糖分によって空腹感が無くなってしまいます。
食事量が減り、栄養バランスが崩れて、夏バテの原因になってしまいます。
水やミネラル麦茶を飲むようにしましょう。
●朝起きたら、まずコーヒーを飲む
就寝中は、かなり汗をかいています。
自覚症状はなくても、水分不足で血液の流れも悪くなっているのです。
起きたら、まずコップ一杯の水(常温)を飲むようにしましょう。
一つまみのミネラル塩を入れると、汗と一緒に出ていった塩分の補給も出来ます。
●お風呂上がりはビール!!
アルコールには利尿作用があります。
飲んだ量以上に体の水分が失われてしまうので、水分補給にはなりません。
脱水の元です。
私たちは運動時に限らず、通常1日に体重1kgあたり約15mlの汗をかくと言われています。
尿や呼気からも、水分は失われています。
人の体は約60%が水分でできていますが、体を構成しているだけではありません。
栄養分の運搬や吸収・不要になったものの排泄・体温の調節など、
生命の維持に重要な働きをしているのです。
しかし、体に水をためておけないため、水分補給が必要になります。
減った分を、こまめに補給してあげることが大切なのですよ。
また、汗には微量の塩分がふくまれています。
大量に汗をかいた場合、水だけで水分補給をすると、血液中の塩分濃度が下がってしまいます。
このようなときは、塩分がふくまれたスポーツ飲料を飲んでくださいね。
IZATO整体院
村瀬 美幸