蒸し暑くなってきましたね。
外を歩いているときは、汗をじんわりとかくようになってきましたが、
乗り物に乗る・建物に入ったときに、冷房が効いているようになりました。
快適かもしれませんが・・・このときに『隠れ脱水』が起こりやすくなるのです。
『隠れ脱水』は、熱中症の一歩手前の症状です。
冷房や除湿された環境にいると、汗をかいていてもすぐに乾いてしまいます。
そのため、体が水分不足におちいっていることに気づかなくなるのです。
熱中症まで進むと、初期にはめまい・立ちくらみ・顔のほてりなどの症状が出るので、自覚しやすいです。
しかし、隠れ脱水の段階では、
●なんとなく体がだるい
●食欲がわかない
●疲れやすくなっている
このくらいの体調不良のため、気づきにくいのです。
隠れ脱水かどうかを判断するには、薬局で売られている「経口保水液」を利用します。
経口保水液は、塩分と少量の糖分がふくまれた水で、薄いスポーツドリンクのようなものです。
”飲む点滴”と言われています。
この経口保水液を口にふくんだ時の、「味の違い」が大まかな目安となります。
●しょっぱく感じる → 隠れ脱水ではない
●甘く感じる、無味に感じる → 隠れ脱水の危険あり
水分と一緒に塩分も失われているため、経口保水液の塩分を感じにくくなっているためです。
経口保水液は家庭でも簡単につくることが可能です。
・ 水 500ml
・砂糖 20g(大さじ2)
・ 塩 1.5g(親指と人差し指で一つまみ位)
・レモン汁 大さじ1(飲み心地をさっぱりさせるためなので、なくてもよい)
市販のスポーツドリンクは、口当たりを良くするために糖分の配合率が高くなっています。
この判断には適しません。
塩分濃度が高いので、心臓・肝臓・血圧などの病気で、塩分摂取をひかえないといけない方は、医師と相談してから使用してください。
人間は、じっとしていても体から水分が失われています。
こまめに水分を補給してあげることが、大切なのですよ。
汗をかくことで、体からミネラル分も失われています。
真水ばかりでなく、一日にコップ1杯程度はスポーツドリンクなどを飲んで、ミネラルを補給してくださいね^^
IZATO整体院
村瀬 美幸