食後や日中の眠気覚ましに、コーヒーなどのカフェインをふくむ飲み物を頻繁に摂っていませんか?
・眠気をとる
・疲れを回復させる
・気分を高める
・体脂肪の燃焼を促進する
など、カフェインを摂ることによって得られる効果はあります。
しかし、摂り過ぎによって起こるデメリットもあるのです。
1つは、『利尿作用が起こる』
毒素の排出を促すというメリットもありますが、
必要以上に、水分を尿として排出してしまうため、身体は脱水状態になってしまいます。
カフェイン入りの飲み物で摂った水分は、一日の摂取量にカウントしないほうがいいでしょう。
2つめは、『末梢の血管を収縮させる』
手足の先や、肌の血流が悪くなり、冷えやすくなります。
この2つが組み合わさることで、むくみやすくなり、肌のきめが荒れやすくなるのです。
そして、3つ目が、『貧血を起こしやすくなる』
カフェインには、ビタミンCを体外へ排出するのを促す作用があります。
ビタミンCは、鉄分が体内に吸収されるのを助ける作用がありますが、排出されたら助けることが出来ません。
特に、コーヒーには「タンニン」もふくまれています。
タンニンは、鉄分が腸から吸収されるのを阻害します。
鉄分は、全身に酸素を運び、二酸化炭素を肺へ戻す、『ヘモグロビン(赤血球)』の原料です。
原料が不足すると、新しいヘモグロビンが作られにくくなるため、全身の細胞が酸欠になってしまいます。
この場合、『鉄欠乏性貧血』の症状が表れます。
・集中力の低下
・頭痛
・食欲不振
・筋力の低下
・疲れやすい
・息切れを起こしやすい
・顔色が悪い
症状がひどいと、吐き気や下痢やめまいがする場合もあります。
貧血気味だから、と積極的に鉄分を多くふくむ食べ物を食べたり、サプリメントを摂っていても、
その前後にカフェインを飲んでいたら、台無しです。
・飲むときは、食事の前後1時間はあける
・コーヒーなら、一日2~3杯までに
・深煎りのコーヒーを選ぶ (浅煎りの方がカフェイン量が多いため)
コーヒー以外にも、紅茶・日本茶(緑茶、煎茶、ほうじ茶)・烏龍茶、
エナジードリンクや、高カカオチョコレートにも、カフェインはふくまれています。
摂り過ぎにならないように気をつけましょうね。
IZATO整体院
村瀬 美幸