エネルギーが使われる時、通常は糖が使われます。
しかし、空腹時など、エネルギーの供給が不十分なときは、脂肪酸が分解されて、燃料として使われます。
この場合、2通りの分解があります。
一つ目は摂取した脂肪酸がそのまま分解されて使われる場合。
二つ目は体内に蓄えられた脂肪が分解される場合です。
この体内に蓄えられた脂肪が分解されることで燃料となることを、「脂肪分解(リポリシス)」と呼ぶのですが・・・これが問題なのですね。
リポリシスは、主に「インスリン」と「エピネフリン」の2つのホルモンによって調整されます。
インスリンの量が多いと、遊離脂肪酸の血液への移動が阻害され、「リポ蛋白リパーゼ」という酵素によって、脂肪の貯蓄が促進されるのです。
インスリンの量が少ないと、エピネフリンによる脂肪分解が起こり、遊離脂肪酸が血液へと放出されて、高脂質症・糖尿病などの病気を引き起こします。
・・・どちらも起こって欲しくないですね。
そこで、積極的に摂取したいのが「ビール酵母」なのです。
ビール酵母は、糖のエネルギー代謝を高める作用、
および、リポリシスを抑えるという理想的な作用を持つのです。
ミネラルの含有量が高く、亜鉛、セレン、マグネシウム、カリウム、リンを豊富にふくみます。
さらに、糖のエネルギー代謝を回すビタミンB群も豊富にふくみます。
【ビール酵母の作用】
・コラーゲンのアミノ酸の吸収をアップさせる
・糖のエネルギー代謝を高める
・ビタミンB類の補給
・リポリシスを抑える
・甲状腺・免疫機能を高める
・抗肥満効果
・免疫アップ
・感染症予防
・血糖値改善
・血圧降下作用
・グリコーゲン合成促進作用
・GABA含有(興奮抑制作用)
・鉄をキレートする(体内の余分な鉄の排出)
・抗腫瘍効果
・細胞の成長促進
さまざまな効果が期待できそうですね。
サプリメントならお酒が飲めないかたでも摂れますし、粉末状なら料理に使えます。
試してみてください。
※ビール酵母は、乾燥状態のものを指します。ビールをガンガン飲んでも効果はありませんよ。
IZATO整体院
村瀬 美幸