下の歯ぐきの内側や、上あごの真ん中あたりに、ボコボコとしたコブ状のものがありませんか?
指や舌で触ると、表面はツルツルとしていて硬い・・・でも痛くはない。
これは、「骨隆起」と呼ばれるものです。
強い食いしばりや、噛みしめ、歯ぎしりが原因で起こります。
食いしばると歯や歯茎に負担が掛かり、歯が割れたり欠けたり、歯ぐきが炎症を起こしてしまいます。
それ以外に、顎の骨に掛かる力に耐えようとして、骨が過剰に発達してしまうのです。
骨折レベルの力が、アゴに掛かっているとも言われています。
子供の頃は、ほどんどみられることはなく、年齢を重ねるにつれて徐々に現れ、大きくなるので、
その状態が当たり前となり、違和感を覚えない場合もあります。
男性より、女性に多くみられる傾向があるのだそうです。
骨隆起そのものは、骨の塊なので、痛みを伴わなければそのままにしていても問題はありません。
しかし、大きくなりすぎて発音がしづらい、将来的に入れ歯などを入れる際に当たってしまって痛い、などの支障をきたすこともあります。
その場合は外科的な手術によって取り除くこともあリます。
一度出来た骨隆起は、大きくなることはあっても、小さくなることはありません。
また、強い食いしばりや噛みしめがもたらすものには、肩こり・首コリ・頭痛も挙げられます。
片噛み癖があれば、アゴに歪みが生じ、お顔の歪みにもつながります。
顎への負担を、出来る限り軽減させるために、マウスピースを装着するようにしてください。
IZATO整体院
村瀬 美幸