この時期、海外旅行に出掛けるかたが多くなるかと思います。
観光に、ショッピングに♪
でも、楽しい旅行になるはずが、お腹の調子を崩してしまって台無しに・・ということになりかねないのが「旅行者下痢症」です。
海外旅行者の約半数以上が、現地到着後、5日以内に下痢を発症するといわれているのです。
原因は大きく3つに分けられます。
1.旅行前のあわただしい準備や、時差、ハードスケジュールによる疲れや、環境の変化によるストレス
2.旅先の食生活の違いからくる胃腸のトラブルと、それにともなう体の抵抗力の低下
この場合、重要なのは水です。
海外の水は、ミネラル分を多くふくんだ硬水です。
日本の軟水になれたお腹にはあわないことが多く、下痢を起こしやすいのですね。
生水はもとより、氷が入った飲み物、水道水で洗ったサラダやフルーツも、原因となる可能性はあるので気をつけてください。
また、油や香辛料も要注意ですよ。
未精製だったり、保存状態が悪くて、酸化が進んでしまった油が使われている場合がありますから。
香辛料も、少しだと食欲増進の効果がありますが、とりすぎると胃腸のトラブルのもとになります。
このような場合の下痢は、早い人なら3~4日で回復しますが、遅い人では10日以上続き、帰国してからもなかなか治らない人もいますから、注意してください。
3.ウィルス、細菌、寄生虫などの病原体によるもの
軽症なら1~2日様子を見れば、おさまることが多いです。
が、38度以上の熱があったり、下痢の回数が多く激しい場合や、血液が混じっている下痢の場合は、医療機関を受診してください。
脱水状態をふせぐため、十分に水分を補給しましょう。
塩分も失われるので、市販のスポーツ飲料がおすすめです。
安易に、下痢止めは服用しないでくださいね。
下痢は、腸内の有毒物質を排除しようとする、体の防御反応です。
原因を確認してから、服用してください。
水は水道水を避けるようにして、市販のミネラルウォーターをなるべく飲むようにしましょう。
食べものは、完全に火の通ったものを選びましょうね。
果物も、食べるのなら自分で皮をむいて、時間をおかずにすぐに食べてください。
帰国後も続くようなら、医療機関へいって、海外旅行していたことを医師に伝えてくださいね。
大阪市浪速区難波 小顔矯正IZATO整体院