表面の乾燥を防ぎ、外界からの菌侵入・感染や異物から守る『涙』
他にも、角膜に酸素や栄養を届けたり、
眼が鮮明な像を結べるように角膜表面を滑らかに保つ等、
様々な役割を持ち眼の働きを支えているのですが、車の運転・PC作業・ストレスによって
涙の量が減り、ドライアイの状態になっている人が増えています。
涙は上瞼の外側にある「主涙腺」で作られます。
そして眼の表面を一様に潤した後、約10%が蒸発し、残りは目頭側の眼の内側にある「涙点」へ。
そこから眼と鼻をつなぐ「涙小管」→「鼻涙管」を通り「鼻腔」へと流れます。
この涙は『油層』・『水層』・『ムチン層』の3層の膜構造になっています。
わずか7ミクロンの薄い膜・・・
98%は『水層』ですが、この『水層』をサンドイッチのように『油層』と『ムチン層』が挟み、
『油層』はコップに油を一滴たらしたときのように薄い膜を張って涙の蒸発を防ぐ役目を。
『ムチン層』は涙が流れ落ちてしまわないように眼の表面に粘着する糊の役目を果たしています。
そして、まばたきをすることで眼の表面に一定量の涙が送り込まれているのです。
通常1分間に20~30回程度のまばたきを繰り返して目の表面を潤しているのですが、
読書やPC作業・携帯操作など、精神を集中させて小さな文字を追っていると
まばたきの回数は約1/4まで減ってしまいます。
意識してまばたきの回数を増やしたり、適度な休憩をとって眼をリフレッシュさせましょう。
他にも、乾燥した室内・飛行機に持っているときも涙が蒸発しやすく眼が乾きます。
睡眠不足やストレスが高いとき、ある種の降圧剤や精神安定剤を服用しているとき、
一部の緑内障治療点眼剤を使用しているときにも、涙の質や量が低下して眼が乾きやすくなります。
眼が疲れやすい、重たい、充血する、ゴロゴロする、乾くといった症状があり、
気になる場合は、眼科を受診して涙量のチェックをしてもらってください。
大阪市浪速区 難波 顔歪み矯正IZATO整体院