椎間板ヘルニアは腰椎に起こることが多い病気ですが首の骨にも起こります。
椎間板ヘルニアは脊椎の代表的な病気の一つで首の痛みや手のしびれが現れます。
ここでは椎間板ヘルニアの原因や症状、対処法を詳しく説明いたします。
頸椎椎間板ヘルニアとはどんな病気か
頚椎の骨と骨の間には椎間板とよばれる組織があります。
椎間板は、髄核とよばれるゼリー状の組織と、線維輪とよばれる線維組織からなります。
背骨に過度な負担がかかるなどの原因で、線維輪に亀裂ができて、中の髄核が押し出されることを椎間板ヘルニアといいます。
椎間板は関節の衝撃をやわらげるクッションのような役割をしています。
背骨がしなやかに動くことが出来るのも、柔らかい椎間板があるおかげなのですね。
飛び出した椎間板がや神経根を圧迫すると、手の痺れ、だるさ、首の痛みなど、神経の障害が出現します。
ヘルニアが大きくなるなど、悪化すると、脊髄を圧迫して、排尿障害や歩行障害など重篤な症状が出ることがあります。
こんな姿勢でスマホをしていませんか?
首に大きな負担がかかりますよ。
体に悪いスマホ姿勢
正しいスマホをする姿勢はこれです。
正しいスマホ姿勢
頚椎椎間板ヘルニアの症状
頚椎椎間板ヘルニアの症状は、軽症から重度になるにつれ変化します。
肩、首の凝りやだるさから始まることが多く、下肢の症状が出た場合かなり重症です。
筋肉の拘縮
肩こり、首痛、背中の痛み、前胸部痛
神経根障害
腕のだるさ、手のしびれ、むくみ、筋力低下
頭痛、耳鳴り、めまい
脊髄の障害
ボタンがかけられない、歩行障害、排尿障害、尿失禁
カイロプラクティックでは直接飛び出した髄核を押し込むことは出来ません。
しかし身体の歪みを整え、筋肉のバランスが良くなってくると、飛び出した髄核が自然治癒することが多々あります。
お医者さまから、手術と言われても、あきらめず、ご相談くださいね。
頸椎椎間板ヘルニアの原因
頸椎椎間板ヘルニアは40代~50代に多い病気です。
頭の重さは4キロ~5キロの重さがあります。
内圧があるため、椎間板には常に圧力がかかっていています。
そのうえ昨今ではスマホ、パソコン作業での首にかかる負担が増え、リスクが高まっています。
日ごろから正しい姿勢を心がけ、首に負担をかけないようにしましょう。
頸椎椎間板ヘルニア検査と診断
頚椎椎間板ヘルニアでは、整形外科的テストの他レントゲン検査やMRI検査などの画像検査が行われます。
整形外科テストは一定方向に首を曲げた時に手にしびれが出ないかどうか、などをテストします。
MRI検査では、椎間板の状態が詳しくわかります。
その他、脊髄造影検査・椎間板造影検査・筋電図などを行う場合もあります。
頸椎椎間板ヘルニアの病院での治療
保存療法として頚椎牽引療法・頚部カラー固定・頚部への物理療法、マッサージや針などがあります。
手の痺れ、歩行障害、排尿障害などの「運動障害がひどい場合は外科手術が選択されることもあります。
全身麻酔にて、飛び出したヘルニアの摘出を行います。
頸椎椎間板ヘルニアの整体院での施術
IZATO整体院では腰椎ヘルニアと同様、骨盤や頸椎の歪みを改善させ、ヘルニアにかかる負担を減らす
施術をします。
飛び出して神経にあたってしまったヘルニアを一度でへこませることは出来ません。
しかし身体の歪みを減らすことと、筋肉の凝りや筋膜の張りを改善させると、徐々にヘルニアが小さくなる、自然治癒させることが可能です。
首の痛みや手の痺れでお困りの方、手術をしたくない方は、一度ご相談ください。