バランスよく脂質を取れていますか?(1)

updated: 2024年10月25日

私達の身体は、その多くが水分で出来ています。

新生児で約75%で、幼児で70%
成人女性で50~55%、成人男性で60%
このくらいが水分なのです。

そのため、水分補給は気をつけるようにと、よく言われますが、
次に多いのが 『脂質』 … 『アブラ』 なのです。

水分を除くと、身体は40%くらいが『アブラ(脂質)』で、出来ているのですよ。

『アブラ(脂質)』は、『たんぱく質』・『糖質』と並ぶ、エネルギーを産生する三大栄養素の一つです。

エネルギー源となる他にも、
 ・細胞膜を形成する主な成分となり、身体を保護する
 ・体温を保つために必要
などの役割があります。

なによりも、一番大切なのは、身体の中で働く、さまざまなホルモンのエネルギー源だということ!

私達の身体は、ホルモンの働きがなくては、成り立ちません。

 ・起床時に体温を上昇させて、睡眠ホルモンを下げて、覚醒ホルモンを上げる
 ・食べたものを分解するために必要な酵素を働かせる
 ・食欲の増進、抑制
 ・血糖値を上げる、下げる
 ・就寝時には、体温を下げて睡眠ホルモンを働かせる
 ・就寝中にトイレに行きたくならないように膀胱を広げる

挙げるときりがないくらい沢山の働きを、『アブラ(脂質)』をエネルギー源として、ホルモンは行ってくれているのです。

脂質が、全体の総摂取カロリーの25%を下回ると、ホルモンは暴走し始めます。

このような症状はありませんか?

 ・髪のパサつき
 ・爪がもろくなる、割れる
 ・関節痛
 ・筋肉のこわばり(肩こり・腰痛など)
 ・便秘
 ・体温を保てず、寒がりになる
 ・免疫力の低下

そして、必要な脂質量を確保しようとして、
食欲スイッチをON状態にして、暴食させようとするのです。

必要以上に、アブラを摂らないように制限したりしていませんか?
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食生活の欧米化にともない、脂質は過剰摂取傾向にあると言われています。

確かに、摂り過ぎは、体内に蓄積されてしまいますが…
気にするあまりに、必要以上に制限して摂らなさ過ぎるのも、健康を害するのですよ。

問題は、『質の良い脂質』 をどれだけバランスよく摂るか、なのです。

では、バランスよく脂質を摂るには、どうしたらよいのでしょうか?

次回は、そのことについてお話しますね。

IZATO整体院
村瀬 美幸

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