生活面で改善していくことは、まずは『睡眠』です。
身体は、寝ている間に修復が行われています。
ただし、全ての修復が同時進行で行われているわけではありません。
最初の4時間で、翌日からの可動に影響してしまう部分を優先的(緊急)にメンテナンスしていきます。
その後、2~4時間かけて、細かい部分のメンテナンスが行われるのです。
常に4~5時間睡眠の場合、とりあえず何とか動けるようになっているだけ・・・
身体は疲れを蓄積していくことになります。
また、脳にも老廃物が溜まって、十分な排出が出来なくなっていくため、さまざまな不調へと繋がっていきます。
脳は、ホルモン分泌の指令を出すところです。
脳の働きが悪くなり、指令が乱れれば、ホルモンバランスは崩れ、生理前不調・月経の乱れへと繋がります。
理想の睡眠時間は7時間。
難しい場合は、せめて6時間半は眠るように心掛けましょう。
『消化』も、眠っている間に行われます。
この場合の『消化』は、『小腸での栄養素の吸収』 です。
食べたものは、平均3時間かけて、胃で溶かされます。
その後、十二指腸・小腸へと送られ、7~9時間かけて、栄養素を吸収します。
食べてから3時間待たずに眠ってしまう
=小腸にまだ食べ物が届いていないので、栄養素がしっかり吸収できない、という事なのです。
帰宅が遅く、食べてから3時間待っていたら睡眠時間が削られてしまう!場合は、
せめて、2時間経ってから眠るようにしましょう。
睡眠は、『質』も大切です。
・入浴後の体温が下がっていくを利用して眠りやすくする(夏場で1時間半、冬場で1時間くらい)
安静(副交感神経)を優位にするため、
・部屋の照明を薄暗くして、入眠スイッチが入りやすいようにする
・寝ながらスマホの画面を見ない(1時間前には触るのを止めましょう)
睡眠時間が短いと、身体の代謝が悪くなり、肥満の原因にもなります。
早寝・早起きを心掛け、しっかり眠るようにしましょう。
IZATO整体院
村瀬 美幸