女性の薄毛には、さまざまな原因が考えられますが、
その一つが、更年期(閉経)に起こるホルモンバランスの変化です。
生理周期がある頃は、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が多くを占め、
男性ホルモン(テストステロン・アンドロゲン)は少量です。
しかし、閉経期に入ると、卵巣から出る女性ホルモンは徐々に減っていきます。
(代わりに、副腎と脂肪細胞から造られるようになります)
卵巣から出るのは、少量のアンドロゲンのみとなるのです。
テストステロンは、副腎でコレステロールを原料として造られています。
そうなると、ホルモンの量の対比が変わり、占める割合は男性ホルモンの方が多くなります。
エストロゲンは、髪のサイクルを整える役割があるため、
減少によって抜け毛が起こりやすくなります。
テストステロンは、毛周期を低下させるため、
髪の成長が遅くなる・細くなるといったことが起こり、薄毛につながるのです。
・激しいダイエットをしない
・ストレスを避ける
・食生活の乱れを正す
・副腎の機能を活性化する
・生活リズムを整える
脂肪細胞を減らしてしまうと、そこから造られる女性ホルモンが減ります。
ダイエット目的の激しい運動や食事制限は避け、
ロコモティブシンドロームなどを回避するための、筋力維持を目的とした運動にとどめるようにしましょう。
副腎では、テストステロンの他にも、さまざまなホルモンが作られているのですが、
ストレスが掛かると、コルチゾール(ストレスホルモン)が圧倒的に造られます。
エストロゲンやプロゲステロンも、テストステロンも出にくくなるのです。
コルチゾール自体は、免疫抑制や脳へ糖を運ぶなどの役割を持ち、生体にとっては必須ホルモンです。
ストレスも完全に取り除けるものではありませんが、出来ることは有ります。
空腹状態・カフェインの摂取・バランスの悪い食生活も、ストレスなのです。
これらは、意識することで改善していけます。
副腎にかかる負担を減らしてあげましょう。
副腎機能を活性化させるには、起床時にコップ一杯の塩水を飲みます。
※精製塩は絶対にダメです!ミネラルたっぷりの天日塩を入れてください。
頭皮マッサージなどで血行を改善させることも大事ですが、
身体の内側から出来ることもしてみてくださいね。
IZATO整体院
村瀬 美幸