女性の身体は男性と違って、毎月の(約28日周期)リズムがあります。
それゆえ、身体的にも、精神(気分)的にも振り回されてしまいます。
安定した時期は1ヶ月の内たった1週間くらいなのです。
ここでは、リズム(周期)に合わせて女性が快適に過ごせるための方法を
お伝えいたします。
リズムには個人差があります。
あまり影響を受けない人もいれば、影響が強く、日常生活に支障をきたす人もいるのです。
それは、排卵・生理をはさんで、女性ホルモンのバランスが変化するからです。
女性ホルモンは、大きく分けて、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。
生理が終わると、卵胞ホルモン(エストロゲン)が多くなっていきます。
卵胞ホルモンは、妊娠の準備をするホルモンです。
・乳房をふくよかにし、卵子を成熟させ、膣の萎縮を防ぎます
・骨量のコントロールやコレステロールを減らす役割もあり、お肌を柔軟に保ちます
身体の調子も良く、精神的にも安定した時期です。
そして約1週間~10日後、
増え続けた卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量に差があることによって、排卵が起こります。
今度は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えていきます。
黄体ホルモンは、妊娠に備える/妊娠した状態を維持するホルモンです。
黄体ホルモンは、さまざまな役割を持っています。
・乳房、子宮内膜の細胞を正常に保つ(ガンを防ぐ)
・亜鉛と銅のバランスを整える
・性欲を正常に保つ
・胎児の成長を守る
・抗うつ作用
・血栓を防ぐ
・血糖値代謝を正常に保つ
・コレステロールを下げる、
・薄毛を防ぐ
・骨密度を改善する
・血圧を下げる
・代謝を上げる
・PMS症状や更年期障害の症状を軽減する
・ホルモンのバランスを整える
・睡眠の改善
・繊維嚢胞性(しこり)変化を防ぐ
卵胞ホルモンの良い効果を引き出して、気分のバランスも整えるのです。
そして、卵子が受精しないと、黄体ホルモンと卵胞ホルモンは徐々に減り、
両方が少なくなることで、排卵から約2週間後に生理が始まります。
こうして見てみると、黄体ホルモンは、かなり良い役割を持っていることがわかります。
ですが、排卵から生理が始まるまでの期間に、さまざまな不調を訴えるかたが多くなります。
なかには、生理中(約5日間)も生理痛や腰痛に悩まされるため、
1ヶ月のうち、体調が良いのは生理後~排卵までの、約1週間だけという人も…
原因は、大きく5つ挙げられます。
(2)に続く
IZATO整体院
村瀬 美幸