五十肩は肩関節周囲炎の一種で、放っておいても2~6か月で回復することもあります。
しかし、中には重症化して何年も不自由がしいられることもあります。
ここでは五十肩をわすらっている方に役立つ情報をお届けしています。
五十肩とはどんな病気なのか、どんな人がなりやすくて、どのような治療をしたらいいのかを、詳しく説明いたします。
この記事の目次
五十肩とはどんな病気か
五十肩(肩関節周囲炎)は文字通り、50歳前後に多い肩の症状です
肩関節周囲炎とは肩関節炎症によって痛みが起きる病気です。
代表的なものに五十肩がありますが、他に「、『石灰性腱板炎』 『腱板断裂』なども肩関節周囲炎に含まれることもあります。
肩関節は肩甲骨、上腕骨、鎖骨の3つの骨によって構成されています。
肩甲骨のくぼみに上腕骨の骨頭がはまり込んでいますが、もともとくぼみが浅いため関節は不安定です。
そのため、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの腱板とよばれる筋肉や靭帯がが肩関節をささえています。
五十肩ではこの腱板や靭帯に炎症がおこります。
さらに上腕骨頭を覆っている関節包た滑液包などのクッション部分にの炎症がおこります。
五十肩のまえぶれ
五十肩は突然起こる場合もありますが、多くの場合、前ぶれがあります。
●肩こり、首コリが以前より強くなった
●腕に痛みがある
●服の着替えがしにくい
●ブラジャーのホックが留められない
●腕が重い感じがする
このような症状があれば、五十肩に移行する可能性があります。
肩こりが慢性的にある方は、五十肩にもなりやすいです。
普段から腕がしっかり上がるかどうか、可動域をチェックしておくと良いですね。
五十肩の症状
多くは突然、肩に激しい痛みがおこります。
腕を動かしたときはもちろん、安静にしていても 痛みで眠れないこともあります。
痛みは軽くて1~2か月、重い場合は3~6か月続くこともあります。
痛みは時間とともに軽減しますが、その一方で、関節の動きが悪くなり、肩や腕を上げる回すといったことができなくなります。
このような関節の『拘縮』がおこると、日常生活にも支障がでます。
五十肩の原因
肩関節を構成している、関節窩(くぼみ)がもともと浅いことから、組織が変性しやすい傾向にあります。
それに加えて、加齢にともなう組織の変化、肩甲上神経が圧迫されておこる障害、外傷、血行不良、ホルモンバランス、筋肉の使い過ぎ、などが考えられます。
五十肩診断
肩に痛みがある場合、他には石灰性腱板炎、腱板断裂、などの可能性があります。
また肺のがんなど内臓の病気からも、肩の痛みが出ることがあるため、五十肩では
こうした病気との鑑別が必要となります。
病院ではまずどんな時にどのように痛むのかを問診します。
また肩を動かせる範囲がどれくらいなのか、関節の可動域をみます。
画像診断では主にX線とMRIが行われます。
X線では石灰性腱板炎や、肺の異常がわかります。
MRIでは腱板の断裂など軟部組織の異常がわかります。
五十肩病院での治療
石灰沈着や断裂などの異常がない場合は五十肩と診断されます。
ほとんどの場合は自然になおっていきますが、なかなか良くならなかったり、無理をして悪化してしまうこともあります。
自己判断せず専門家に相談されてください。
安静 急性期は安静にします。
冷却療法 急性期は関節内を冷やすと痛みが早くとれます
物理療法 温熱療法、ホットパック、超音波、遠赤外線など
薬物療法 痛みどめ、ヒアルロン酸、ステロイドなどの注射
五十肩の整体院での施術
カイロプラクティック、整体、鍼灸も効果があります。
放っておいても自然に軽減していつのまにか治っていた。
というケースもありますが、カイロプラクティックの治療を受けると治りが早く、重症化がふせげます。
『少し腕が上がりにくい』 『腕がだるい』などの予兆が見られたら、出来るだけ早めにカイロプラクティックを受けられる事をお勧めします。
痛みが出る前に受けられると炎症を起こさず治癒させることも可能です。40~50代の方に多く、治癒したあと反対側に再発することもあります。
IZATO整体院では炎症をできるだけ早くとって、骨盤や全身矯正で神経や血流を改善させます。
また、五十肩では腕を上げる時に使う筋肉の拘縮を回復させるための施術をします。
特に、小胸筋、菱形筋、広背筋、三角筋などの筋膜の固くなった所を、アクチベータや超音波を使って柔らかくします。
筋膜が正常になれば、ひきつれて動きにくくなった関節が徐々に動くようになります。