以前、腰痛には2つのタイプがあり、それぞれ原因が異なることをお伝えしました。
●腰の筋肉が、疲労によって張ることで起こる
●骨盤と仙骨の関節部分が緩くなって起こる(産後に多い)
もう1つ意外な原因があることをご存知でしょうか?
内臓の周りの筋肉が弱っているため起こる腰痛です。
ウエスト周りや、それより少し上の部分が痛くなる事が多いです。
背中(肩甲骨)よりは下になるので、「腰が痛い」と表現される方が多く、
どの辺りですかとお聞きすると、腰椎より上を指し示されるのです。
この場合、内臓が全体的に下がり気味になっていることが考えられます。
腹筋、背筋、インナーマッスルが弱くなっているからです。
内臓が下がりすぎて、機能に問題が生じないように支えたい!
けれど筋力が弱っていて支えられない…
そのため、筋肉をガチガチに硬くして、ベルト代わりにして補強しようとするのです。
曲げ伸ばしの効かなくなった筋肉は、ちょっとした負荷に耐えられず、痛みを引き起こし、ギックリ腰へとつながります。
このようなタイプの場合は、痛めた筋肉をケアして、緊張を取り除くだけでは根本的な解決にはなりません。
・インナーマッスルを鍛える
・内臓の位置問題を特定して解消する
この2つが大切です。
内臓の位置問題は、判定・ケアが出来る専門家に任せてください。
施術で内臓の位置異常を直すことも可能です。
病院では判断は難しいです。
レントゲンやMRIで確認が出来るほど大きな異常ではないからです。
インナーマッスルを鍛えることは、自宅で可能です。
次回は、自宅で出来るインナーマッスルの鍛え方をお伝えしますね。
IZATO整体院
村瀬 美幸