今や生活に欠かせなくなっているスマホ。
駅のホームでも、電車の中、バスに乗っているときでも。
ほとんどの人がスマホの画面を見つめています。
問題なのが、見つめている画面の「高さ」と「位置」です。
肘を曲げた高さのまま、身体に近づけて…
みぞおち~お腹の辺り(高くても、胸の位置)で見ていませんか?
この位置で見ていると、首は傾いて下を見ている状態になり、肩は前方に巻いてしまいます。
頭の重さが首に掛かる負担は、角度にもよりますが、3~5、8倍に。
首の付け根の骨が傾き、骨のカーブが無くなって真っすぐになって・・・
ストレートネック(スマホ首)の完成です。
背骨のS字カーブは、バランスを取ろうとして、骨盤を前方へと押し出します。
お腹がポッコリ出てしまう原因になるのです。
身体の歪み、首・肩こりの点からも、下向きでスマホを見ることは非常に良くないことですが、
・・・顔や胸の「たるみ」も起こるのですよ。
下を向いて画面を見ている間、アゴの下についている筋肉は全く使われていません。
重力に引っ張られ、下へ下へと…
フェイスラインがハッキリとしなくなり、二重あごになっていくのです。
また、スマホ使用中は、動かしているのは指先だけになります。
腕は動くことなく、固定されたまま。
肩は巻いて、前方に。
この状態だと、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)がガチガチに固くなるのです。
固く、動かなくなってしまった筋肉の上に乗っているバストは、上に引き上がることができません。
バストトップの位置が下がって、全体に「垂れている、流れている」状態となるのです。
※女性だけの問題ではありません。男性もなりますよ!
胸を開いて、肩甲骨を背中で寄せた正しい姿勢をとること。
凝り固まってしまった筋肉を、ストレッチなどで改善すること。
※骨に歪みが起こってしまい、正しい姿勢が取れない場合や、
筋膜が硬くなって、ストレッチの効果が出ない場合もあります。
その場合は、まず身体の歪みを矯正することが大切です。
なにより、スマホを見るときは、持っている手を高くして、
顔の高さで見るようにしてくださいね。
IZATO整体院
村瀬 美幸